子どもの睡眠時間はどのくらいが目安なのか。そして、親のほうはどう休めばよいのか。小さい子どもがいる家庭では、この2つはどちらも切実です。ここでは年齢ごとの目安と、家でできる工夫をまとめます。
年齢ごとの睡眠時間の目安
年齢によって、必要とされる睡眠時間は変わります。目安としてよく挙げられるのは、次のような幅です。
- 生後0か月から3か月ごろ 1日14時間から17時間くらい。その多くは夜ではなく日中に取られます。
- 生後4か月から11か月ごろ 1日12時間から15時間くらい。夜の眠りが長くなり、昼寝は2回から3回になります。
- 1歳から2歳ごろ 1日11時間から14時間くらい。昼寝は1回から2回です。
- 小学生 1日9時間から11時間くらい
いずれも幅で示されているとおり、個人差があります。この幅から外れているというだけで、何かがおかしいと決まるわけではありません。逆に、幅の中に収まっていても、日中の様子が気になることはあります。数字は目安として見ておくものです。
「寝る子は育つ」と言われること
「寝る子は育つ」は古くから使われている言い方です。眠っている間に成長ホルモンが出ていると言われており、この言い方の背景として説明されることがあります。
ただし、睡眠時間と体の育ち方がどう結びつくのかを、このサイトで言い切ることはできません。「よく眠れば背が伸びる」といった書き方は避けたほうがよいでしょう。眠りは生活の一部であって、それだけで何かが決まるものではありません。
子どもが眠りやすい部屋にする
家でできることは、そう多くありません。次の4つくらいです。
- 暗さと静かさ 部屋が明るすぎたり、音が入ってきたりすると、寝つきにくくなります。
- 温度と湿度 暑すぎず寒すぎない状態を保ちます。
- 寝具 子どもが安心して眠れるものを選びます。小さい子の場合は安全に関わるため、月齢の目安が示されているものを選び、説明をよく読んでください。
- 寝る前の流れを決める お風呂、歯みがき、絵本、というように順番を決めておくと、そろそろ寝る時間だと分かりやすくなります。
寝る時刻と起きる時刻も、できる範囲でそろえておくと過ごしやすくなります。毎日きっちり同じにするのは難しいので、大きくずらさない程度で構いません。
赤ちゃんの枕と、頭の向き癖については別の記事で詳しく書いています。赤ちゃんの枕の選び方 向き癖と頭の形について知っておくこと
親が休むための工夫
子どもの眠りが細切れの時期は、親のほうがまとまって眠れません。まとまった睡眠を取るのが難しい以上、細切れでも休める形にするしかありません。
- 子どもが寝ている間に一緒に横になる 20分から30分くらいで構いません。長くなりすぎると夜に響くので、そこは短めにしておきます。
- 夜中に起き上がる回数を減らす 授乳やおむつ替えの道具を枕元にまとめておくと、そのつど立ち上がらずに済みます。
- 寝る前は静かに過ごす 深呼吸をする、静かな音楽を聞く、軽く体を伸ばす。手間のかからないもので構いません。
- 人に頼む 家族や、預かってくれるところに任せる時間をつくります。一人で抱えこまないことが、いちばん確かです。
寝る前のコーヒーやお酒は、寝つきにくさにつながることがあります。時間帯を遅くしないほうが無難です。
子ども用の寝具をそろえる場合は、寝具の専門店で見る方法もあります。
妊娠中の寝方については、別の記事で詳しく書いています。妊娠中の腰と寝具 体の変化に合わせた寝方とマットレス
まとめ
年齢ごとの目安は幅で示されており、そこから多少ずれているというだけで判断できるものではありません。家でできるのは、暗さと静かさ、温度と湿度、寝具、寝る前の流れを整えることくらいです。
そして、親のほうが眠れていないときは、そちらを先に何とかしたほうがよい場面もあります。寝つきについて寝具の側からできることは、別の記事で詳しく書いています。寝つきが気になる人の寝具選び 温湿度と寝姿勢と素材
なお、子どもの眠りについて気になることが続く場合は、寝具や部屋の話では収まりません。眠っているときの呼吸が気になる、極端に眠らない、昼間もぐったりしている、といったことがあれば、小児科や医療機関にご相談ください。



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