日本で「布団」といえば、敷布団と掛け布団の2つを指します。畳んで収納でき、床に直に敷ける。あたりまえに使っている道具ですが、いつから、どうしてこの形になったのでしょうか。
この記事では、布団という寝具の成り立ちと、世界の寝具との違い、部屋での置き方と収納、そして選ぶときに見るところをまとめます。
布団の歴史
日本での布団の歴史は奈良時代にまでさかのぼるという説明をよく見かけます。それまでは竹や草を敷いて寝るのが一般的で、この時期に中国から新しい寝具の形が伝えられたとされています。
ただし当初は特権階級のものでした。平安時代になると庶民でも布団を用いるようになり、室町時代に現代の形に近くなったと説明されています。
ここに挙げた年代は、いずれも「言われている」という形で伝わっているものです。出典をたどれるものではありません。
世界の寝具と比べる
- 日本の布団
敷布団と掛け布団の2つから成り立ちます。敷布団が体を支え、掛け布団が体を覆います。両方とも畳めるので、昼間は押し入れに収納して部屋を広く使えます。畳やフローリングとの相性もよい形です。 - ヨーロッパのベッド
しっかりしたマットレスの上に、枕やクッションを並べる形が一般的です。冬は羽毛の掛け布団を使います。置いたままにするので、部屋の使い方が変わります。 - アメリカのエアマットレス
空気を入れて使うマットレスです。使わないときは空気を抜いて畳めます。キャンプや来客用として使われます。 - アジアのマット
い草や竹など、天然の素材を編んだ敷きものが使われる地域があります。暑い時期に向いた作りです。
畳めるかどうかが、日本の布団と他の国の寝具を分ける大きな違いです。限られた広さの部屋を使い分けるための形だと言えます。
部屋での置き方と収納
布団は寝具でありながら、置き方で部屋の見え方が変わります。畳んで壁に沿って並べると部屋がすっきりし、押し入れやクローゼットに収めると床が広く使えます。
布団カバーや敷布団カバーの色や柄を変えると、部屋の印象が変わります。春は明るい色、秋冬は落ち着いた色というように、季節で替える使い方もあります。
敷きっぱなしにすると、床との間に湿気がたまります。畳める形をいかすなら、毎日でなくても、たたんで風を通す日をつくるとよいでしょう。
敷くものの下に何を置くかは、別の記事で詳しく書いています。マットレスの下に何を置くか 直敷き・布団の上・すのこの違い
選ぶときに見るところ
- 素材
綿は通気性と吸湿性、羽毛は軽さと保温性という違いがあります。詰め物の質と量が、使い心地を左右します。 - 硬さ
硬めは体の支えを感じやすく、やわらかめはふかふかとした寝心地になります。好みが分かれるところです。 - 大きさ
体を覆える大きさかどうかを見ます。掛け布団が小さいと、寝返りのたびに肩や足が出ます。 - 手入れのしやすさ
家庭で洗えるか、干せるか、クリーニングに出せるか。毎日使うものなので、買う前に確かめておきましょう。
ここから先は広告です。寝具を扱う店を1つ並べます。価格や仕様は変更される場合がありますので、最新の内容は各公式ページで必ずご確認ください。
まとめ
- 布団は敷布団と掛け布団の2つから成り立つ寝具です
- 畳めることが、他の国の寝具との大きな違いです
- 置き方と収納で、部屋の使い方が変わります
- 選ぶときに見るのは素材、硬さ、大きさ、手入れのしやすさの4つです
羽毛布団がへたったときの手立ては、別の記事で詳しく書いています。羽毛布団がへたったとき 洗う・直す・買い替えるの分け方



コメント