先に結論をお伝えします。いびきが気になるなら、マットレスより先に見ておきたいものがあります。
検索すると「いびき対策のマットレス」がたくさん出てきます。しかし正直に言うと、マットレスでいびきそのものを変えるのは難しいのが実情です。
この記事では、マットレスに何ができて何ができないのかを整理します。そのうえで、先に確かめておきたいものをお伝えします。
まず、医療機関に相談したほうがよい場合
次のことが当てはまるなら、寝具の話をする前に医療機関へご相談ください。
- 一緒に寝ている人から、寝ている間に呼吸が止まっていると言われた
- 日中に強い眠気があり、仕事や運転に差し支えている
- 起きたときに頭が痛い、口の中が乾ききっている
いびきに関わる病気として、睡眠時無呼吸症候群が知られています。当てはまるかどうかは検査でしか分かりません。このサイトで判断できることではありませんし、寝具で対応できる話でもありません。
耳鼻咽喉科や、睡眠を扱っている医療機関で相談できます。先に医療機関での相談を済ませてください。
マットレスでは「角度」を作れない
いびきについて調べている方が最も気にされているのは、上半身の角度のようです。
上半身を少し起こした姿勢が楽だ、という話はよく見かけます。そのため「角度をつけられる寝具はないか」と探す方が多くなります。
しかし、普通のマットレスで角度は作れません。
マットレスは体を平らに支えるための道具です。頭側だけを持ち上げる機能を持つものは、電動ベッドのような別の種類の製品になります。マットレスを買い替えても、角度は変わりません。
角度を試したいなら、次のような方法があります。いずれもマットレスの話ではありません。
- 電動リクライニングのベッドを使う
- マットレスの下に傾斜をつける台を入れる
- 上半身を支える形のクッションを使う
ここは正直にお伝えします。マットレスを選び直しても、期待したとおりにはならない可能性が高くなります。
では、マットレスに何ができるか
できることが無いわけではありません。寝ている姿勢が崩れるほど沈み込むマットレスなら、見直す価値があります。
体が深く沈むと、背骨のカーブが崩れて、あごが引けたり首が曲がったりします。姿勢が崩れれば、呼吸の通り道の形も変わります。
つまりマットレスにできるのは、いびきを止めることではなく、姿勢を崩さないことです。
確かめ方は簡単です。仰向けに寝て、腰とマットレスの間に手のひらを差し込んでみましょう。
- すっと入って、少し余裕がある 合っています
- 入らない 柔らかすぎます。腰が沈んでいます
- 手首まで簡単に入る 硬すぎます
数年使ったマットレスは、体重が集中する場所からへたっていきます。真横から見て、腰の位置だけが明らかに低くなっていないかを確かめてみましょう。
もし沈みすぎているなら、体重に合った硬さのマットレスに替える意味はあります。ただしそれはいびき対策としてではなく、姿勢を整えるためです。
枕のほうが、変えられる幅が大きい
マットレスより先に見ておきたいのが枕です。
枕の高さは、頭と首の角度を直接変えます。高すぎればあごが引け、低すぎればあごが上がります。マットレスと違って、変えられる幅が大きいところが枕の特徴です。
しかも枕は安く手に入ります。畳んだタオルで高さを変えて試すこともできます。今夜すぐ試せて、費用がかかりません。
枕の選び方は別の記事に詳しくまとめました。いびきが気になる人の枕選び
「横向きで寝る」の落とし穴
いびき対策として、横向きで寝ることがよく勧められます。実際、横向きにすると変わる方もいます。
ただし横向きには別の問題が出ることがあります。
横向きになると、体への負荷が肩と腰の2点に集中します。仰向けのように背中全体で支えることができません。その結果、下側の肩に負担が集中して、朝起きると肩が痛い、という状態になる方がいます。
いびきを気にして横向きにしたら、今度は肩が痛くなった。珍しい話ではありません。
横向きで寝るなら、肩まわりがどう扱われるかを見ておいたほうがよいでしょう。横向きで肩が痛い人のマットレス選び
隣で寝ている人へ
この記事を読んでいる方の中には、自分ではなく、隣で寝ている人のいびきに困っている方もいるはずです。
正直に言うと、寝具でできることは限られます。相手の寝具を勝手に替えることもできません。
現実的にできるのは次のあたりです。
- 耳栓を使います。安価で、今夜から試せます
- 寝室を分けます。可能であれば最も確実です
- 相手に医療機関を勧めます。呼吸が止まっていると気づけるのは、隣で寝ている人だけです
最後の1つが、実はいちばん大事かもしれません。本人は自分のいびきを知りません。呼吸が止まっていることに気づけるのは、隣で寝ている人です。
まとめ
- 呼吸が止まる、日中の強い眠気、起床時の頭痛があるなら、まず医療機関へ
- マットレスで上半身の角度は作れません。買い替えても角度は変わりません
- マットレスにできるのは、姿勢が崩れるほど沈まないようにすることです
- 枕のほうが変えられる幅が大きくなります。先に枕を確かめてみましょう
- 横向きは定番ですが、肩が痛くなることがあります
いびきが続く場合や、呼吸が止まっていると言われた場合は、寝具の問題ではない可能性があります。医療機関にご相談ください。
ここから先は広告です。いびき対策の製品ではありません。この記事に書いたとおり、マットレスでいびきそのものを変えることはできません。下に置くのは、仰向けで腰が沈みすぎていた場合に、体重に合った硬さを選ぶための製品です。買うときに硬さを3つから選べるので、いま使っているものが柔らかすぎたという方が、硬さを合わせ直す用途に向いています。姿勢を整えるための選択肢としてご覧ください。
なお、モットンには1,000円分のクーポンコードがあります。購入時の申し込みフォームに「mottonpso」と入力すると割引が適用されます。有効期限はありません。



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